- 「あごがない」「あごが小さい」とお悩みの方へ
- アデノイド顔貌とは
- アデノイド顔貌の特徴
- アデノイド顔貌の原因
- アデノイド顔貌を放置するリスク
- アデノイド顔貌を矯正治療だけでは治せないケース
- 当院のアデノイド顔貌の治療方法
- 無料カウンセリングのご案内
「あごがない」「あごが小さい」とお悩みの方へ
口元が引っ込んで見えたり、あごのラインがはっきりしないことでお悩みではありませんか?
こうしたお顔の印象は、アデノイド顔貌という状態が原因で、見た目にコンプレックスを感じたり、呼吸や発音に影響が出ることもあります。しかし、矯正治療を行うことで、顔立ちのバランスを整え、自然で健康的な笑顔を取り戻せるケースもあります。
表参道AK歯科・矯正歯科では、患者様一人ひとりの状態に合わせて丁寧に診断し、最適な治療プランをご提案しています。まずはお気軽にご相談ください。
アデノイド顔貌とは
アデノイド顔貌とは、鼻の奥にある「アデノイド(咽頭扁桃)」が肥大することで鼻呼吸がしづらくなり、その結果として口呼吸が習慣化することで生じる、特徴的な顔立ちのことを指します。
アデノイドは鼻と喉の間、上咽頭部に位置するリンパ組織で、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。しかし肥大すると鼻づまりを引き起こし、自然な鼻呼吸が困難になってしまいます。この口呼吸の習慣化が、顔の骨格や筋肉の発育に影響を及ぼし、アデノイド顔貌の特徴的な顔つきを形成します。
アデノイド顔貌の特徴
- 顔が縦に長く見え、特に鼻の下が伸びている
- 唇が前に突き出て厚くなり、乾燥や荒れがみられる
- 歯並びが乱れやすく、上顎の前歯が前に出て口が開く
- 鼻の通りが悪く、いびきをかきやすい
- 横顔では、下顎が小さく後退しているため、あごが引っ込んだ印象になる
- 上顎と下顎の横幅が狭い傾向がある
アデノイド顔貌の原因
アデノイドや扁桃腺の肥大
アデノイド(咽頭扁桃)や扁桃腺が大きくなると鼻呼吸がしづらくなり、口呼吸が習慣化しやすくなります。これが長期間続くと、常に口が開いた状態になりやすく、顎の発育や歯並びに悪影響を及ぼします。
口呼吸の習慣
慢性的な鼻づまりなどで口呼吸が続くと、口まわりの筋肉や顎の成長に影響を与え、顔立ちに変化をきたすことがあります。口呼吸はアデノイド顔貌のもっとも大きな要因のひとつです。
舌の位置や姿勢のクセ
舌が常に低い位置にある、または猫背・頬杖といった悪い姿勢が習慣になっていると、顎や口のまわりの筋肉が正しく発達せず、骨格に影響を与えることがあります。
骨格や発育に関わる要因
親からの遺伝的な骨格の特徴や、成長期の発育バランスによって、アデノイド顔貌に似た顔つきが形成されることもあります。
アデノイド顔貌を放置するリスク
口呼吸が習慣化し、歯並びや健康に悪影響
鼻呼吸がしづらくなり口呼吸が常態化すると、口周りの筋肉や顎の成長が不十分になり、歯並びが乱れやすくなります。顎が小さく成長することで歯が並ぶスペースが不足し、八重歯や出っ歯などの原因になります。
さらに、口呼吸では空気中の細菌やウイルスを直接取り込んでしまうため、風邪・インフルエンザ・咽頭炎などの感染症にもかかりやすくなります。
中耳炎など耳のトラブルを招く可能性も
アデノイドが肥大すると、鼻と耳をつなぐ「耳管」が圧迫されやすくなり、滲出性中耳炎などの耳の病気を引き起こすことがあります。放置すると慢性化し、聴力の低下につながるリスクもあります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスク上昇
肥大したアデノイドが気道をふさぐことで、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を引き起こすことがあります。これは、眠っている間に何度も呼吸が止まってしまう病気で、十分な睡眠がとれず、日中の眠気・集中力の低下・イライラなどを引き起こす原因となります。
また、SASが慢性化すると高血圧・狭心症・心筋梗塞など、深刻な生活習慣病のリスクを高めることもあるため、早めの対応が重要です。
アデノイド顔貌を矯正治療だけでは治せないケース
骨格的な問題が原因となる場合
アデノイド顔貌の原因が顎の骨格にあるケースでは、矯正治療のみでの改善が難しいことがあります。特に成人の場合は、骨の成長がすでに終了しているため、歯の位置を動かすだけでは顔全体の骨格的なバランスを整えるのは困難です。
たとえば「下顎後退症」のような顎変形症では、歯列を整えるだけでは顔貌や噛み合わせの根本的な改善にはつながりません。このような場合、矯正治療だけでは限界があるため、外科的な治療が検討されることになります。
外科的アプローチが必要となるケース
骨格のズレや顎の位置異常が顕著な場合には、外科手術(外科的矯正)による治療が必要です。この手術では、顎の骨を適切な位置に調整することで、顔のバランスや噛み合わせを根本から改善することができます。
通常は、歯列矯正と手術を併用して治療を進めます。手術には全身麻酔や入院が必要になることもあり、年齢・健康状態・症状の程度などを踏まえた慎重な検討が欠かせません。治療の選択にあたっては、経験豊富な専門医による診断と丁寧なカウンセリングが重要です。
当院のアデノイド顔貌の治療方法
大人の場合
矯正治療
アデノイド顔貌の改善に有効なのが、矯正治療です。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正(インビザラインやインハウスアライナーなど)を用いることで、歯並びや噛み合わせを整え、口元のバランスを改善することが可能です。矯正によって口呼吸の改善にもつながるケースもあり、見た目だけでなく健康面での効果も期待できます。ただし、矯正治療だけでは骨格の問題(顎の後退やサイズ不足など)までは改善できない場合があります。
子どもの場合
口腔筋機能療法(MFT)
口呼吸や舌癖、嚥下(飲み込み)の癖を改善するために行うトレーニングです。舌や口まわりの筋肉を正しく使えるように導き、鼻呼吸を促進します。
MFTは成長期のお子さまだけでなく、大人の方にも効果が期待できるアプローチです。また、アレルギー性鼻炎などによる慢性的な鼻づまりがある場合は、アレルギー治療とあわせて進める必要があります。
矯正治療
歯並びを整えることも、アデノイド顔貌の改善に重要です。ワイヤー矯正やマウスピース矯正を活用し、歯並びや噛み合わせを整えるとともに、舌の正しい位置や機能を身につけていくことで、自然な鼻呼吸を目指します。
特に開口や上顎前突に対しては、取り外し式の矯正装置「プレオルソ」などが有効な場合もあります。
アデノイド顔貌が気になったら、まずは無料カウンセリングへ
「もしかして自分(またはお子さま)はアデノイド顔貌かも…?」と感じたら、ひとりで悩まず、まずは専門の矯正歯科で相談してみましょう。
アデノイド顔貌は、骨格・歯並び・呼吸などさまざまな要因が関係しており、早期発見と適切な対応がとても大切です。
無料カウンセリングでは、お顔立ちやお口の状態を丁寧に確認し、必要に応じた治療のご提案をいたします。
「これって治るの?」「手術が必要?」「矯正だけで大丈夫?」といった不安や疑問にも、専門の医師がわかりやすくお答えします。
気になることがあれば表参道AK歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。